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 2010年5月に訪問した佐原の街は、ちょっとしたブームが訪れていた。テレビや雑誌で小江戸「佐原」として盛んに紹介されていたのだ。 休日ともなると、せまい街道には人が溢れていた。 老舗の蕎麦屋、ごま油屋、酒蔵メーカー、伊能忠敬博物館。 観光物産ここに極まれり。 しかし、あの日を境に状況は一変する。 そう3.11大震災。   この地帯は、利根川の近くで液状化が激しかった。津波の被害はなかったが、地盤がゆがみ、住宅に影響が出た。 江戸時代から残る建物の多くは傾いてしまったり潰れた所もあったよう。空き地が目立つ。 屋根にブルーシートがかかっているところがそこらじゅうにある。 もう一年以上たつのに。 2012年7月21日の佐原は、 強い風が吹いていた。 7月とは思えぬ寒さに恐ろしさを覚えた。 夏休みの初日の土曜日とは思えぬ人の少なさを思うと、ある町を思い出した。 「夕張」