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11月, 2013の投稿を表示しています

晩秋秩父棒折山

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秩父棒折山は晩秋を迎えた。 湖上有光陽 頭上有紅葉 感風聴鳥聲 晩秋棒折山 〜訳〜 湖上には日の光が降り注ぎ 頭上には紅葉が降り注ぐ 風を感じ、鳥の声を聞く ああ、晩秋の棒折山 碧空秋天高 地上黄金立 晩秋棒折山 何想也枯薄 〜訳〜 秋の青い空はどこまでも高く 地上には黄金色に輝くすすきが立っている 晩秋の棒折山 枯れすすき、おまえは何を想うのだ?

谷川岳よ。偉大な山よ!

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〜第一部〜 私と山ボーイAと山ガールA、Bの4名は、群馬県みなかみの谷川岳麓一ノ倉沢へハイキングへ出かけた。 ぐずついた前日とはうってかわって晴天を拝めた。なんでも明日からはまた雨が降るそうだ。前に話した通りわたしは強力な「晴れ男」に生まれついてる。あだ名が「モーゼ様」と言われるくらいに。 山ボーイAが「オレすごい雨男なんです」と言ってたが、わたしの晴れ男の前には芥子くずなみな意味しか持たない。 一ノ倉沢のハイキングコースは勾配もほとんどなく道路もきれいに舗装されている。 ロープウェー駅に車を止めて「一ノ倉沢出合」という場所まで約4キロ。 ゆっくり歩いて一時間ほどで着く。 思っていたほど寒くなくお天道様がポカポカに身体を温めてくれて、11月の谷川とは思えぬ温かさだ。紅葉も見事で、まさしく今日来たこのタイミング以外考えられないほどだ。 4人の顔はほがらかに、明るい笑顔だ。「自然ていいな」だれかが言った。 一ノ倉沢出合につくと宴会のはじまりだ。 ソーセージを炒めてスパムを焼く。それをバンズにトマトとレタスをはさみ、かぶりつき「ウマい」! インスタントのお粥にわたしの友達「牛乳屋さん」からいただいたでっかい紀州梅干しをぽとり「超ウマ」! デザートは切り餅を焼いてほかほかのおしるこに投入「激ウマ」!! 目の前は圧倒的に巨大な谷川岳の山肌。足下には温かいおいしい料理。幸せの絶頂をお餅と一緒に噛みしめていた。 〜第二部〜 今回のトレッキングの計画は「一ノ倉沢出合」で昼食をとって、山を下り湯桧曽川の沢沿いを歩いて出発場所へ帰ろうというものであった。時間通り休憩を終え、沢を目指して出発した。 谷川岳は切り立った岩肌が特徴で、冬は最も雪崩がおきやすい山なんだそうだ。毎年登山家が命を落としてゆく。その死を悼んで仲間は、プレートに想いを綴り巨石に取り付ける。このプレートが登山道のあちらこちらに貼付けてあり(100枚以上)、命を落とした方の多さにおどろく。 さて、先を急いで人がほとんど歩いていない山道へ差し掛かると、道の半分がごっそり崩落しているところへさしかかった。ことしの台風は例年になく多く上陸し被害をもたらした。その台風のもたらした雨はこの谷川岳にも牙をむいたのであ

自然アルバム

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〜丹沢、鍋割山にて〜 ポツリポツリ、リンドウのつぼみが自生している リンドウは悲しんでいるあなたを愛してくれる 晴れの日にしか開かない不思議な花 マムシグサが自己主張 食べると危険、のどに激痛はしる有毒植物 憎まれっ子世にはばかる 季節はずれのノアザミ発見 漢字「薊(アザミ)」は「草かんむり+魚+刀」から出来ている つまり トゲ(魚の骨)があって、刀のように刺す草だそうだ 樹木に寄生する名も知れない草 柔らかそうなひよこの背中のよう 霧は世界を一変させる 水墨画を連想させる風景は 人生を振り返るきっかけ 「ローエングリン第一幕への前奏曲」 神々しい音色が頭に鳴り響く まさしく音楽と森が融合する奇跡の瞬間 下界に帰るとほんのり紅葉が あともう少し