我が家の守り神
ここは東京北区は田端。 もうじきリフォームが完成する自宅庭の物干しの竹竿に、 見慣れぬ棒が微妙に揺れている。 覗き込んで見てみるとヘビの子供が。 はんてんを見ると、すわっマムシか?と緊張感が走る。 後でよく調べてみるとアオダイショウの子供のようだ。 ともあれヘビが生息していたなんて少々驚きだ。 その場で処分しようか迷ったが、昔からヘビは家の守り神。 夢で会えると吉祥の印。 そのままにして田端を後にした。 そいえば、 妻が猫を飼いたいとの要望に対して「ネズミを取らない猫はヤクタタズだ。それよりも泥棒よけの犬のほうが役に立つ」と力説していたが、妻は「犬は嫌で、オットリしたずっと寝ているよな優しい猫が欲しい」と意見の対立が、夫婦仲を引き裂く寸前まるで離婚前夜の険悪の雰囲気であった。 そこに、このヘビを放し飼いにすることで、ネズミを捕ってくれるわ、「ヘビ注意」のシールを玄関に貼っておけば泥棒よけになるに違いない。夫婦円満、家内安全の守り神として愛情注いで面倒をみていく所存である。