涼風吹我心

今年のお盆は、あっという間に過ぎ去り明日より仕事が再開です。

お盆中の思い出は、

14日(日)AM5時30分あまりの暑さに起床。一時間ほどテレビを鑑賞後、思い立ったように歩きたい衝動に駆られました。グウグウ寝ている嫁をたたき起こし「さあ、行くぞ!」

スタイルしていざっ。

朝なのに熱線が体に突き刺さります。体に染み入る紫外線を感じながら胸を張ってウォーキング。心地良い風が体を冷やしてくれます。

今日も、いつもと同じ言問橋から浅草駅へ。蔵前通って浅草橋。今日はあまりに暑いので東日本橋駅まで歩いて帰ろうと話ながら順調に歩いてました。

浅草のリバーサイドの公園は、東京ではめづらしいほど「セミ」がうるさいです。よく見てみると一本一本の木にセミが10~20匹はとまっています。蜜に群がるカブトムシのような光景がすべての木に広がっています。とてもタテに長い公園で、本当にすべての木にそのくらいとまって、鳴いているからうるさいのです。

家をでて、1時間ちょっと東日本橋へ到着しました。

この東日本橋、駅の近くに薬研堀不動尊があり厄払いで有名な川崎大師の別院なんだそうです。後厄である私は、お参りしようというのは当たり前の流れでした。

ウォーキングするときは、ウェストポーチを愛用している私は、お賽銭を取り出すために小銭を出し入れしました。 おまけに、護摩のため木片に「厄災払」的なことを書いて奉納しました。

東日本橋駅につき、電車に乗って家につきドアを開けようと思ったら

「カギがない!!」

ちゃんとウェストポーチに入れたのに。おまけに嫁は、私がカギを持っているから一切テブラウォーキングです。

どどどどうする?

電車で浅草駅へ。ここで初めてウェストポーチを開けたんです。自販機でお水を買ったからです。もちろんそこにはなく、念のため歩いたルートをたどって歩き始めました。

時間はすでに9時をまわっていてますます日差しがキビシクなってきています。嫁の目線もキビシクなっています。

とうとう東日本橋まで歩いてきました。薬研堀の神主さんに「茶色い革のキーホルダーが落ちていませんでしたか?」

「いや、ありませんよ」

予想通りの返答でした。

「ちっ、厄払いのくせに厄を呼び寄せやがって」心がすさんだ瞬間を感じることができました。

がっくりしてこうべを垂れて、駅まで歩き始めて最初のカドに見覚えがあるキーホルダーがチョンとおいてあるではないですかっ。

きっと道端に落ちていたキーホルダーを拾った人が、置いてくれたんでしょう。

有難う、まだ見ぬ恩人よ。最近嫌なことが多いんですが、涼な風を私の心へ運んでくれました。

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