晴れ男
今週は、3名で万座温泉へ行ってきました。目的は、スキーです。
朝の5時に友達を迎えに行って、いざ出発。土曜日は雨が朝から降っていたためか、関越は比較的すいてました。軽井沢ICで降りて万座ハイウェイ(有料道路) を順調に運行してました。
山に登るごとに天気が晴れ渡ってきて、前途洋々。昔から私「晴れ男」で通ってます。台風であろうが、嵐であろうが、私の行く道は雨雲が見事に左右にどいてくれます。まるでモーゼの伝説、海が割れるがごとく。
途中、トイレ休憩で降りたパーキングの近くに、「白糸の滝」がありました。すり鉢状でなかなかの観でした。
この万座ハイウェイは別名「日本ロマンティック街道」と呼ばれていて、右の写真のとおり並木道や浅間山が雄大に見えるとても気持ちの良い街道です。
北海道にも似た直線も多く、10月には紅葉がすばらしいらしく秋にぜひ行ってみたいです。ここを抜けると、吉田卓郎が伝説のコンサートをやった、「つまごい(嬬恋村)」までもうちょっとです。後半に出てくる浅間山も最高のロケーションで、先日の富士山同様、霊的な何かを感じざるを得ません。
その嬬恋のちょっと前、「鬼押出し」という溶岩の散らばった名所によって一休み。浅間山の噴火の溶岩らしいんです。写真には見えませんが、実はここ小さな平野なんです。山の裾野の平野は山ばかりの中にひっそりとたたずむオアシスのようです。
無事万座へ着いたのは、11時くらいでした。それにしても2月末とは思えないあたたかさ。霧氷で有名な万座も形無しです。ゲレンデの雪もまるで3月下旬の春スキー。雪がとっても重くて足にきましたね!
コース自体はなかなかよくて十分堪能できたので満足、満足。
右の写真は、ゲレンデのテッペンから撮影した妙高です。手前は雲海が広がり実際はもっとクリアに、幻想的に見えました。この風景だけでも来た甲斐がありました。docyanさんが妙高へ行ってきたことを思うとなんか不思議な光景です。
さて、初日は4時くらいには宿へ帰ってチェックイン。もうひとつの楽しみ、温泉について。万座温泉は、草津温泉と同様「硫黄泉」であの硫黄のにおいが街中に広がっています。私が泊まった宿は9種類の温泉を売りモノにしています。確かに種類が豊富でそれぞれが良い風呂でした。OVER 40にもなると温泉に癒されるようになります。UNDER 40のころは、温泉はあくまでメインイベントの付録でしかなかったんですけれどね。
日曜日目が覚めるとあたりは雪化粧。ほんとに一晩でここまで変わるのかってくらい雪が積もってました。予定ではワカサギ釣りを楽しもうと考えていたのですが「別の遊びを考えなくては」って気持ちが沈んできました。現場はバラキ湖といってひと山を降りたところにあるので行ってみて考えようと9時過ぎ出発しました。山を降りていくにしたがって雲が左右に分かれ、ワカサギの精が私たちを歓迎してくれました。
現地に着くと、早速つり道具をレンタルし準備万端、分厚い氷をドリルで穴開けて「目標100匹!」と糸をたらしました。バラキ湖は山からの空っ風をもろに受けて、ワカサギのあたりなのか風なのか、訳がわからないほど強風でした。約1時間半三人とも一匹も釣れず、退散することに。
ここまで最高のプランで積み上げてきたスケジュリングが「ワカサギ」により一気にテンションが下がってきました。特に女子陣は、湖の表面がシャーベットで歩いていたら、靴下までびしょびしょ。あまりに強い日差しに日焼けの心配。手袋に仕掛けの針が引っかかって生地がほつれる騒ぎ。餌の蛆虫が「気持悪い」といって釣る気力がうせる。
しょうがない、こうなったらどっかで食事して早めに東京へ帰ってこよう。クルマに乗りこみいざ出発。ところが私のナビの誘導で走るとそこは、冬季通行止め。それが3回ほどあって、Uターンを繰り返す。
行きにも書いたけれど、浅間山が雄大にクリアに見れました。それにしても見事な山です。
心をつかんだオレはあとは東京に早めに着いて「明日仕事だから早めに帰って自宅でゆっくりしようね」と決め台詞を話そうと準備していたところ、車のダッシュボードからカチカチ聞いたことのない音が鳴っているんです。何かなと速度計を見ると時速何キロ出ているかを示すメーターがずっと0kmをさしたまま動かないんです。結局東京へ帰ってくるまでメーターは治らなかったんです。すれ違う車を見ながら早く日本車へ買い換えないとって、あらためて思ったしだいです。
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