ルノワール

こんばんわ

今日は、ルノワールについて

ルノワールといっても喫茶店ではありません。19世紀後半のフランスの画家です。

その当時、印象派の画家たちは、世界を色彩の輝きだけで捕らえようとしたため、虹の7色を基本として描くことを理想としていたようです。彼らは、黒を色彩とは認めず、パレットから追放したほどなんだそうです。

また、絵の具を混ぜずに画面上に並置きする描法は、「色彩分割」というんだそうです。

先日「CHAM」さんからご指摘いただいた「アッラプリマ技法」とはこのことなんです。

(…たぶんそうだよね?CHAMちゃん)

その中にあって、ルノワールは、この「黒」を効果的に使いました。「黒」は印象派からはNG色だったにもかかわらず、効果的に黒を使ってすばらしい作品に仕上げています。

私個人的には「桟敷席」がすばらしいと思います(下記は「桟敷席」の絵のサイトです)

http://www.salvastyle.com/menu_impressionism/renoir_loge.html

いつになるかわからないけれど、私も、このアッラプリマ技法を使い絵を描いてみます。

描く絵は、人物ではなく大自然を描きたいですね。

真夏の日本の農村(田園)に太陽光が燦々と輝き緑々とした木々の木陰をちょろちょろと流れるひとすじの「川」。

この「川」は、周りの原色的な明るい風景と対照的に、「黒色」なんです。しかしマイナスのイメージではなく、高貴なまるで伽羅のような「香り」が立ち昇っているんです。

こんな絵を一枚のキャンバスに描きたいです。

コメント

cham さんの投稿…
私も日本の「原始林」をテーマに大自然を描きたくなりました。樹齢数百年の巨大な「杉」、木の隙間から漏れる美しい「日の光」…きっと虹の骨より「秀逸」な作品になると思います。
enufikih さんの投稿…
いいですね!

平安貴族の歌合戦みたいな言葉遊びですね。

平安貴族といえば、和泉式部の歌が好きです。

「人もがな見せも聞かせも萩の花さく夕かげのひぐらしの声」

訳:「誰か人はいないか、一緒に見せも聞かせもしたい、萩の花が咲く夕日の中にひぐらしの声が聞こえるこの景色を」

式部ちゃんが誰かに秋のひぐらしの声をきかしてあげたいっ!って興奮している様が生き生きと感じられます。
cham さんの投稿…
きずかなかったくせに!

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